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パブロ・マクドナウ

世界屈指のポロプレイヤー
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ポロはおそらく、トゥールビヨンウォッチを着用する上で最も過酷なスポーツの一つでしょう。急なターン、激しいスイング、馬や選手の衝突から生じる力は、他のスポーツの比ではありません。「スポーツの王様」として知られるポロは、独自のエレガンスをもつ極めてフィジカルなスポーツです。理想的な試験場だと言えるでしょう。

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馬は一頭一頭が個性をもっています。走行、停止、ターンの素早い動作は非常に難度が高く、大きな危険も伴います。ポロではあらゆる場面で完璧なタイミングが要求されます。調教を受ける馬が若い時にプレッシャーを受けすぎると、成長した時に十分なパフォーマンスを発揮できません。フィールドでパスを急ぎすぎると、味方は追いつけません。何をするにしても、結果を先読みしなければならないのです。100%の実力を出し切るためには完璧なタイミングと完璧なポジショニングが必要です。
そんな心構えをもつからこそ、パブロ・マクドナウは世界屈指のポロプレイヤーになれたのでしょう。

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ブエノスアイレス生まれのアイルランド系5世アルゼンチン人である彼には、スポーツ選手の血が流れています。彼の曽祖父であるジェームズは、19世紀後半にアイルランド系の移民としてアルゼンチンのパンパ地帯に定住し、乗馬を愛好していました。
パブロは弱冠14歳にして、世界最高峰の若手トーナメントである「ポトリロス・カップ」を制覇。家族のメンバーと共に、自身のチーム「エレルスティーナ」を結成しました。

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計8シーズンで彼は数々のタイトルを獲得しており、特に2010年には自身初となるアルゼンチン「トリプル・クラウン」制覇を成し遂げ、世界ポロツアーランキングでナンバーワンに輝いています。その後は別チームの「ラ・ドルフィーナ」でトリプルクラウンを3連覇。ポロの歴史で同じ偉業を成し遂げた人物は誰もいません。2018年12月にはアルゼンチンオープンで10勝目を飾りました。

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パブロは2012年にリシャール・ミル ファミリーとなりました。ここから誕生したRM 053は、過酷な試合で発生するどんな衝撃にも耐えられるように、特別な設計が施された最初のポロ専用ウォッチです。しかし共同開発はこれ以降も続き、その後発表されたRM 53-01は、ポロで使用できることを至上命題に掲げた会心作となりました。

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「ポロでは激しい衝撃が絶えず発生します。非常にエレガントですが、接触の激しいスポーツでもあります。」パブロがキャリアを通じて幾度となく怪我を負ってきたことを考え、私たちはムーブメントの視認性を保ちつつも、試合中に生じる様々な衝撃に耐えられる時計を考案しました。鎧のようなケースをもつRM 053に続くRM 53-01では、時計製造界初となるラミネート加工されたサファイアクリスタルを採用しています。」

リシャール・ミル

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